【看護師】辞めたいけど言えない。退職前に整理すべき3つの準備

【看護師】辞めたいけど言えない。退職前に整理すべき3つの準備

毎日バタバタと過ぎていく業務。
家に帰れば家事や育児に追われ、ひと息つけるのは子どもが寝静まった夜だけ。

「もう今の働き方はしんどい。辞めたい…」

そう思っているのに、いざ上司を前にすると「辞めます」のひと言がどうしても言えない。
そんなふうに悩んでいませんか?

こんにちは。働き方シフトナースの、まみです。私は看護師歴18年。夫の転勤に伴う引っ越しや転職を何度も経験しながら、急性期、透析、訪問看護、訪問診療、そして現在は小児科クリニックで働いています。

私自身、何度も「辞めたいけど言えない」と一人で抱え込み、ボロボロになるまで我慢してしまったことがありました。

この記事にたどり着いてくれたあなたに、最初にお伝えしたいことがあります。

辞めたいのに言えないのは、あなたが弱いからでも甘えでもない。
多くの場合は、辞める理由と次の働き方の条件が、まだ自分の中で整理しきれていないだけです。

だからこそ、勢いで退職を伝えたり、焦って求人票を見たりする前に、まずは準備が必要です。

この記事では、看護師が退職を切り出す前にやっておきたい「3つの準備」を、実体験も交えながらわかりやすくお伝えします。

結論

看護師が「辞めたいけど言えない」と悩むとき、最初にやるべきことは退職の言い方を考えることではありません。

先に必要なのは、次の3つです。

  • なぜ辞めたいのか、感情と事実を切り分けて整理する
  • 絶対に譲れない条件と、手放せる条件を決める
  • 引き止められても揺らがない、自分の軸を作っておく

この準備ができていないまま退職を伝えると、引き止めで迷いやすくなり、転職先選びでも同じ失敗を繰り返しやすくなります。

なぜ私たちは「辞めたい」と素直に言えないのか?

退職を考えたとき、すんなり言える人と、ずっと胸に秘めて苦しむ人がいます。
言えない理由って、人それぞれに見えて、実はかなり共通してると思っています。

周りの目や人手不足への罪悪感

ただでさえ人が足りないのに、私が抜けたら回らなくなる」
「残されたスタッフに迷惑がかかる」
「今辞めるなんて無責任だと思われそう」

真面目で責任感の強い看護師ほど、こうして自分より周りを優先しやすいです。

でも、ここは冷静に切り分ける必要があります。職場の慢性的な人手不足は、個人が自分を削って埋め続けるべき問題ではないです

もちろん、急に無断で辞めるのは違うと思っています。
ただ、きちんと手順を踏んで退職することまで、過剰に罪悪感を背負う必要はありません。

「自分が弱いだけかも」という自分責め

「他の看護師さんは頑張っているのに、私だけ辞めたいなんて甘えかな」
「子育てしながら働いている人は他にもいるのに、私が弱いだけかも」

そう思ってしまう人も多いです。でも、体力も家庭の事情も、通勤時間も、子どもの年齢も、サポート体制も、みんな違います。同じ“看護師”という職種でも、置かれている条件はまったく同じではありません。

仕事が嫌いなわけではないのに苦しい。
頑張っているのに毎日しんどい。


その状態なら、問題はあなたの根性不足ではなく、今の働き方が今の生活に合っていない可能性が高いです。違和感は、甘えではなくサインです。

看護師が「退職」を伝える前に準備しておくべき3つのこと

「辞めたい」と思ったときに、いきなり退職の伝え方を調べる人は多いですが、その前にやるべきことがあります。この準備をしておかないと、引き止められたときに気持ちが揺れたり、次の職場でもまた苦しくなったりしやすいです。

1.「なぜ辞めたいのか」感情と事実を切り分けて整理する

まず最初にやってほしいのは、今のしんどさを言語化することです。このとき大事なのは、「感情」だけで終わらせないことです。感情と事実をセットで書き出します。

たとえば、こんな感じです。

  • 【感情】:毎日疲れ果てて、子どもに優しくできない
  • (事実):残業が多く、お迎えがいつもギリギリで、帰宅後の家事まで気力が残らない
  • 【感情】:もう職場に行くだけでしんどい
  • (事実):委員会、前残業、情報収集、急な残業が重なり、勤務時間外の負担が大きい
  • 【感情】:辞めたいほどつらい
  • (事実):夜勤明けでも家事育児があり、睡眠不足が続いている

このように書き出していくと、ただ「辞めたい」だけではなく、何がしんどさの正体なのかが見えてきます。すると初めて、

「人間関係が全部ダメなのではなく、残業の多さが限界なんだな」
「病棟そのものより、夜勤ありの働き方が今の生活に合っていないんだな」と整理できます。

ここが曖昧なまま辞めると、次の職場でも別の形で同じ苦しさを繰り返しやすいです。

2.「絶対に譲れない条件」と「手放せる条件」を決める

次にやるべきは、働き方の優先順位を決めることです。

転職を考え始めると、つい「給料も高くて、人間関係も良くて、休みも取りやすくて、家から近い職場」を求めたくなります。
でも現実には、すべてが完璧な職場はほとんどありません。

だからこそ必要なのが、
絶対に譲れない条件と、手放してもいい条件の整理です。

たとえば、

絶対に譲れない条件

  • 夜勤なし
  • 17時台に終業できる
  • 家から30分圏内
  • 急な残業が少ない

手放せる条件

  • 大病院であること
  • 給料が今より少し高いこと
  • 仕事内容の華やかさ
  • 最新医療に触れられる環境

こんなふうに分けてみると、自分にとって本当に大事なのは何かが見えてきます。

私自身、働き方を見直したときに最優先だったのは、
子どもの話を落ち着いて聞ける心の余白でした。

そのために、給料が少し下がることや、規模の小さいクリニックで働くことは受け入れました。

この整理をせずに求人を見始めると、
「条件が良さそう」に見える求人に気持ちが引っ張られやすくなります。

でも、整理してから探すと、
自分に合う求人と合わない求人を冷静に見分けやすくなります。

3. 引き止めにあった時の「ブレない軸」を作っておく

看護師が退職を伝えると、引き止められることは珍しくありません。

「夜勤回数を減らすから」
「あと少しだけ待って」
「来月には人が入る予定だから」
「ここで辞めたら、周りが大変になるよ」

こうした言葉に触れたとき、整理ができていないと心が揺れます。

実際、その場では
「じゃあ、もう少し頑張ってみます」
となってしまうこともあります。

でも、その結果どうなるかというと、数か月後にまた同じ理由で苦しくなることが多いです。

だから退職を伝える前に、
なぜ辞めたいのか
何を優先したいのか
を自分で明確にしておく必要があります。

たとえば、こう言える状態です。

「条件を調整していただけるお気持ちはありがたいです。ですが、今の家庭状況と体力面を考えると、働き方そのものを見直したい気持ちは変わっていません」

この“言い返し方”を丸暗記することが大事なのではありません。
自分の中に、退職の理由と優先順位がはっきりしていることが大事です。

軸があると、引き止めに飲み込まれにくくなります。

私も「辞められない」と思い込んでボロボロになるまで我慢した過去があります。

ここまで読んで、「頭では分かるけど、実際に言えないんだよね」と思う方もいるかもしれません。

その気持ちは、すごくよく分かります。

私自身、過去に訪問看護や訪問診療の現場で、限界まで我慢してしまったことがあります。

看護師5人で約300人規模の患者さんを支える体制。1日の訪問件数は多く、電話対応も頻繁。
昼休憩はあってないようなもので、食事は10分で終わることもありました。


夜間の死亡確認や施設からの連絡が続いても、翌朝は通常通り出勤。家に帰ってもオンコールの携帯が気になって、気持ちが休まりませんでした。

子どもの話を聞いていても、頭のどこかで仕事のことを考えている。家にいても全然休まらない。
でも、それでもすぐには辞められませんでした。

なぜなら、

「この程度で辞める私はダメなんじゃないか」
「また一から転職活動するのもしんどい」
「ここで辞めたら迷惑がかかる」

と、自分を縛っていたからです。

でも今振り返ると、あのとき必要だったのは、もっと頑張ることじゃなくて、働き方を見直すことでした。

今は小児科クリニックで働き、以前より生活リズムと心の余白を取り戻せています。
子どもの宿題を見る時間も、家事を整える余裕も、ちゃんとあります。

この経験から強く思うのは、
頑張り方の問題ではなく、働き方の問題であることも多いということです。


転職先を探すより先に「働き方の整理」から始めよう

「辞めたいけど言えない」と悩んでいると、早く答えが欲しくて、つい転職サイトを開きたくなります。

もちろん、情報収集そのものが悪いわけではありません。
でも、整理ができていない状態で求人を見ても、

  • 給料の高さ
  • 表面的な条件の良さ
  • 「アットホーム」「働きやすい」などのふんわりした言葉

に引っ張られやすくなります。

そして、入ってから
「思っていたのと違った」
「また生活と合わない」
となりやすいです。

だから順番としては、

  1. 自分のしんどさを整理する
  2. 優先順位を決める
  3. 退職の意思を固める
  4. そのあとで求人を見る

この流れがおすすめです。

焦って動くより、先に整理したほうが、結果的に失敗しにくくなります。


まとめ|看護師が辞めたいけど言えないとき、退職前に必要なのは「準備」です

「辞めたいけど言えない」と悩む看護師が、退職前に準備すべき3つのことをお伝えしました。

  • 「なぜ辞めたいのか」感情と事実を切り分けて整理する
  • 「絶対に譲れない条件」と「手放せる条件」を決める
  • 引き止めにあった時の「ブレない軸」を持っておく

辞めたいのに言えないのは、弱いからではありません。
言葉にできるほど、まだ整理できていないだけです。

だからこそ、最初に必要なのは気合いや勢いではなく、準備です。

今すぐ退職を伝えなくても大丈夫です。
まずはノートを1枚開いて、今のしんどさと、本当はどう働きたいのかを書き出すところから始めてみてください。

自分の本音が見えてくると、不思議と「どうしたいか」が少しずつ言葉になります。
その言葉が、次の一歩の土台になります。

ひとりで整理しきれない方へ

ここまで読んでくださってありがとうございます。

「辞めたい理由はある。
でも、自分の気持ちがまだうまく言葉にできない」
そんな方も多いと思います。

私も過去に、頭の中だけで考えているうちは、何度も同じところで迷っていました。
だから今は、看護師の働き方を整理するための無料PDF『私のペースで働くための見える化ノート』 を用意しています。

このノートでは、

  • 今のしんどさの正体を整理する
  • 譲れない条件を見つける
  • 転職するか、今は動かないかを落ち着いて考える

ためのワークをまとめています。

「まだ辞めると決めていない」方でも大丈夫です。
むしろ、決めきれない今だからこそ使ってほしい内容です。

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この記事が、私と同じように働き方に悩んでいる看護師さんのヒントになればうれしいです





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