夜中、求人サイトを開いては閉じて、もう1ヶ月。
「ワーママでも続けられる職場って、本当にあるの?」
「転職サイトって数が多すぎて、結局どこを使えばいいかわからない」
そう思っていた頃の自分に、教えてあげたいことがあります。
私は、看護師。
3人の子どもがいて、長女は中学受験を控え、下の子は小学校に上がるタイミング。
訪問診療がメインの在宅医療クリニックでフルタイムで働いていましたが、10ヶ月で限界が来て、パート転職を決意しました。
給料は大幅に下がりましたが、子どもとの時間と、自分の挑戦のための時間を、取り戻しました。
この記事では、私が実際に登録した4つの転職サイトを、ワーママ・パート希望者の視点で正直に比較します。
- ナースパワー人材センター
- メディカルステーション
- 求人ボックス
- インディード
それぞれ、本当の使用感を書きます。
良かったところも、合わなかったところも、両方。
【1】私が転職サイト選びで失敗した1社目の話

1社目(訪問診療メインの在宅医療クリニック)に応募したとき、私は、転職サイト選びを「適当」にしていました。
「とにかく早く決まるところに」
「働き始めてから、合わせよう」
そう思って、1社のサイトに登録して、紹介された求人に応募して、そのまま入職しました。
結果、入職後に分かったこと。
・オンコールが週2〜3回あること
・昼食休憩が10分しかないこと
・医師の物品(白衣・ペン・印鑑・死亡確認用紙・聴診器・ペンライト)を、看護師が事務所から運ぶこと
「聞かなかった私が悪い」
そう言われれば、その通り。
でも、本当の問題は、
「何を聞けばいいか、わからなかった」
こと。
そして、それは、転職サイトの選び方次第で、防げたんです。
詳しい1社目の話は、note無料記事「『ナビ使うな、覚えろ』が、訪問看護師のルールだった1年」にも書いています。
【2】看護師の転職サイトには「3つの型」がある

まず、整理しましょう。
看護師の転職サイトには、大きく3つの型があります。
▼ 紹介会社(エージェント)型
キャリアアドバイザーが、あなたの希望をヒアリングして、求人を個別に紹介してくれるタイプ。
特徴:
・電話やLINEで個別に相談できる
・条件交渉を代行してくれる
・求人票にない情報(残業の実態、人間関係など)も教えてくれる
代表例:ナースパワー人材センター
▼ 看護師特化転職サイト型
看護師求人に特化した検索サイト。スカウト機能などもある。
特徴:
・自分のペースで求人を見られる
・スカウトを受けることもできる
・看護師に絞った情報が集まっている
代表例:ナースJJ、レバウェル看護(検索サイト+エージェントの中間型)、マイナビ看護師
▼ 求人検索型
医療系や一般職を含めた、求人を網羅的に検索できるサイト。
特徴:
・地域・職種・条件で絞り込める
・同じ求人が複数サイトに掲載されることが多い
・登録なしで閲覧可能
代表例:メディカルステーション、求人ボックス、インディード
ワーママ・パート希望の私は、結論として「紹介会社1社+求人検索3社」の併用で動きました。
なぜそうなったかは、この後で詳しく書きます。
【3】ワーママ・パート希望者が見るべき5つの基準

数あるサイトの中から、どう選べばいいか。
私が、自分の経験を振り返って整理した、5つの基準があります。
1. パート求人の取り扱いが多いか
フルタイム求人が多いサイトもあります。パート希望なら、まず「パート求人の絞り込み」がしやすく、求人数が多いサイトを選ぶこと。
2. エージェントが「先出し条件」に対応してくれるか
こちらの譲れない条件を、最初に聞いて受け止めてくれるかどうか。
これが、ミスマッチを減らす一番の鍵です。
3. LINEやメールでの連絡が選べるか
子どもがいると、電話で長く話すのが難しい時間帯があります。
テキストでやりとりできるサイトの方が、ワーママには向いています。
4. 求人票に書かれていない条件を、聞いてくれるか
副業可・行事休み・パート時の有給など、求人票に書かれない条件があります。
これを担当者経由で確認してくれるサイトは、信頼できます。
5. 退会・連絡停止のしやすさ
一度登録したサイトと、ずっと付き合う必要はありません。
連絡頻度の調整や、退会のしやすさも、事前にチェック。
【4】私が使った転職サイト4社の本音レビュー

ここから、私が実際に使った4社を、5つの基準で評価しながらレビューしていきます。
▼ 4-1. ナースパワー人材センター(紹介会社型・本命)
最初に登録したのは、ナースパワー人材センター。
創業30年以上の老舗紹介会社で、看護師業界では名前を知らない人がいないくらい有名です。
登録から面談まで
ウェブで登録すると、数日以内に担当者から連絡がありました。
当時は、電話でのやりとりが中心でした。
担当してくれたのは、女性のキャリアアドバイザーでした。
最初の面談で、私は、譲れない条件を伝えました。
「パート希望です」
「オンコールはなしで」
「副業可の職場を探しています」
「子どもが3人いて、長女は中学受験、下の子は小学校に上がるタイミング」
担当者は、ひとつひとつ、丁寧に聞いてくれました。
「お子さんの行事の日に休めるかどうかは、面接前に院長に確認しますね」
「副業の内容も、先に伝えておきましょうか」
私の家庭の事情を、ちゃんと理解しようとしてくれたんです。
紹介された求人
私の条件に合う求人を、本気で探してくれました。
「条件に合うところを、一生懸命、見つけてきます」と言って、何度も連絡をくれた記憶があります。
求人数は多すぎなくて、ちゃんと吟味された案件が紹介された感覚でした。
良かったところ
・担当者が親身で、家庭の事情まで聞いてくれる
・条件交渉を代行してくれる
・看護師業界に長くいる会社なので、求人の質が安定
注意点
・当時は電話中心だったので、子どもの寝かしつけ後など時間帯を選んで対応
・現在はLINE対応も拡充している様子(最新情報はサイトで確認を)
こんな人におすすめ
・初めての転職で、サポートをフルに使いたい人
・条件交渉が苦手で、プロに任せたい人
・「子育て中の事情を分かってくれる担当者」が欲しい人
▼ 4-2. メディカルステーション(求人検索型)
ナースパワーと並行して、メディカルステーションにも登録しました。
こちらは、医療系の求人を網羅的に検索できる求人検索型のサイトです。
登録から現在まで
登録して以来、希望条件に合う求人情報が、メールで継続的に届きます。
転職活動が終わった今でも、求人メールはずっと届いています。
これが、意外と便利。
「今、自分のエリアでどんな求人が出ているか」を、定期的に把握できるんです。
転職を考えていない時期でも、「この職場が辞めたくなったら、外にこういう選択肢がある」というのを知っておくと、心の余裕につながります。
良かったところ
・地域絞り込みの精度が高い
・求人メールが継続的に届くので、相場感を把握できる
・登録しただけで電話攻勢が来ない(自分のペースで使える)
注意点
・求人票に書かれている情報が中心で、現場の実態までは見えにくい
・気になる求人があったら、別途、紹介会社経由で確認するのがおすすめ
こんな人におすすめ
・じっくり情報収集したい人
・転職を本格化する前に、相場を知りたい人
・現職の比較対象として、外の世界を見ておきたい人
▼ 4-3. 求人ボックス(求人検索型)
求人ボックスは、看護師に特化していない、総合求人検索サイト。
「看護師の転職に総合サイト?」と思うかもしれませんが、これが意外と使えました。
なぜ求人ボックスを使ったか
ナースパワーから紹介された求人を、念のため別の角度から確認したかったんです。
「同じ求人が、他のサイトにも出ているか?」
「条件は、サイトによって違うか?」
「他のサイトでは、もっと別の求人が出ていないか?」
そう思って、求人ボックスを開いてみました。
実際に使ってみた感想
検索機能が直感的で、地域・時給・職種で絞り込みやすかったです。
そして、驚くことがありました。
今、私が働いている小児科クリニックの求人が、求人ボックスにも出ていたんです。
ナースパワーで紹介された求人と、同じものでした。
これによって、「この求人は実在する」「条件が、サイトによって変わっていない」ということが確認できました。
良かったところ
・検索が直感的で、絞り込みが分かりやすい
・看護師以外の求人も見られるので、視野が広がる
・紹介会社経由じゃない求人も発見できる
注意点
・看護師専門ではないので、関係ない求人も検索結果に混ざる
・応募前には、別途、その求人について紹介会社や直接の問い合わせで詳細確認するのがおすすめ
こんな人におすすめ
・複数サイトで求人を比較して安心したい人
・地元の最新求人情報を網羅したい人
・看護師以外の選択肢も視野に入れたい人
▼ 4-4. インディード(求人検索型)
インディードは、ご存じの方も多い、世界最大級の求人検索エンジン。
看護師求人も、たくさん掲載されています。
なぜインディードを使ったか
求人ボックスと同じ目的でした。
紹介会社経由の求人を、別の経路でも確認したかったんです。
そして、求人ボックスと同じく、今、私が働いている小児科クリニックの求人が、インディードにも出ていました。
ナースパワー、求人ボックス、インディード。
3つのサイトで、同じ求人を見つけたことになります。
この発見から学んだこと
複数のサイトで掲載されている求人は、信頼性が高い。
逆に、1つのサイトでしか出ていない求人は、何か理由があるかもしれない。
そう確信できたのは、インディードを使ったからです。
良かったところ
・看護師以外の求人も含めて、求人の総数が多い
・他サイトの求人もインディードに集約されることが多い
・登録なしでも閲覧可能、気軽に使える
注意点
・看護師専門サイトではない
・条件交渉などのサポートはない(自分で動く必要がある)
こんな人におすすめ
・複数経路で求人を確認したい人
・地域の求人全体像を把握したい人
・直接応募の選択肢も持ちたい人
【5】4社を「並行で」使って分かった、一番大事なこと

ここが、この記事で一番伝えたいことです。
4つのサイトを並行で使った私が、転職活動の途中で気づいたことがあります。
今、私が働いている小児科クリニックは、ナースパワーで紹介された求人でした。
そして、その同じ求人が、求人ボックスでも、インディードでも、出ていました。
3つのサイトで、同じ求人を見つけた。
これが、なぜ大事か。
複数経路で見つかる求人は、信頼できる。
求人内容が「盛られていない」可能性が高い。
そして、紹介会社経由で応募することで、条件交渉ができる。
私は、この求人を、求人ボックスとインディードで「実在する」と確認した上で、ナースパワー経由で応募しました。
担当者経由で、副業可の細部や、子どもの行事で休めるかを、面接前に確認してもらえました。
直接応募していたら、できなかった確認作業です。
「複数サイトで同じ求人を見つける」
「その上で、紹介会社経由で応募する」
これが、私が転職活動で見つけた、ワーママのベストプラクティスです。
サイトは、1つに絞らない。
紹介会社1~2つ+求人検索2〜3つの併用が、結果として一番、安全で確実な動き方になります。
【6】4社比較表

【7】ワーママ・パート希望者向け:タイプ別おすすめ

私のおすすめは、シンプルです。
▼ パターン1:初めての転職で、サポートをフルに使いたい人
ナースパワー人材センター + 求人ボックス(または インディード)
紹介会社にメインで動いてもらいつつ、求人検索型で「相場の確認」「同一求人の発見」を行う。
▼ パターン2:じっくり情報収集してから動きたい人
メディカルステーション(または 求人ボックス)に先に登録 → 相場感を掴んでから → ナースパワーに登録
3ヶ月くらい求人メールを眺めて、自分の希望条件が現実的かどうかを確認してから、紹介会社にステップアップする方法。
▼ パターン3:複数サイトの併用で、求人を網羅したい人
ナースパワー + メディカルステーション + 求人ボックス + インディード
私が実際にやった方法。
連絡が増えすぎないように、求人検索型は「メールのみ」設定にすれば、ストレスなく併用できます。
▼ 注意:紹介会社は1〜2社まで
紹介会社を3社以上登録すると、連絡が増えすぎて、子どもの前で電話する場面が増えます。
紹介会社は1〜2社に絞り、求人検索型を複数並行で使うのがコツです。
【8】登録前の準備チェックリスト

サイトに登録する前に、これだけは準備しておくと、3倍速く動けます。
1. A4の紙1枚に「譲れない条件」を書く
A(絶対)、B(できれば)、C(あったら)で分ける
数字で書く(残業月◯時間以内、通勤◯分以内など)
2. 給与希望を「下げる覚悟も含めて」決めておく
パート希望なら、フルタイム時代より下がる前提で
最低時給ラインだけ決めておく
3. 子どもの行事スケジュール(中学受験・小学校入学など)を一覧化
休みやすさを面接前に確認するための資料になる
4. 登録用の電話番号・メールを決める
プライベートと分けると、退会後もすっきりする
5. 「断り方の定型文」を1つ用意
「申し訳ありませんが、この求人は辞退します」
これだけで、9割の場面は対応できる
これらの準備の中で、特に大事なのが「譲れない条件をA4の紙に書くこと」です。
詳しい書き方は、有料note「2社目で自分の優先順位通りに決まった転職3ステップ【実録】」(¥880)にまとめています。
【9】もう一つの選択肢として

最後に、私が今回はメインで使わなかったけれど、選択肢として知っておきたい看護師特化サイトとして、ナースJJを紹介します。
ナースJJは、看護師求人専門のサイトで、スカウト機能があるのが特徴です。
プロフィールを登録しておくと、条件に合う職場から声がかかる仕組み。
「自分から求人を探すのは苦手」
「向こうから声をかけてもらいたい」
そういう人には、向いている可能性があります。
私自身は、ナースパワーと求人検索型サイトの併用で済んだので、ナースJJはまだ使っていません。
でも、これから転職を考える方が「もう一つの選択肢」として登録しておくのは、悪くない選択だと思います。
複数の入り口を持っておくことで、より良い求人と出会える可能性が広がります。
【10】最後に:あなたの「優先順位」が、次の人生の最初の1ページ

転職サイトは、たくさんあります。
ランキング記事も、たくさんあります。
でも、本当に大事なのは、サイト選びの前。
「あなたが、何を譲れないか」
「あなたが、何を捨てる覚悟があるか」
私は、給与を捨てる覚悟をして、パートを選びました。
得たのは、3人の子どもとの夕方の時間。
失ったのは、フルタイム時代の年収。
それでも、得たものの方が、はるかに大きい。
あなたの「優先順位」は、何ですか?
それを紙に書いてから、転職サイトに登録する。
この順番だけは、絶対に間違えないでください。
過去の自分に、そして、今、転職を考えているあなたに、言いたい。
「よく頑張った。すごいぞ。もう、看護師だけで働き続けるの、やめよう。挑戦していこうね」
【もっと深く知りたい方へ】

▼ LINE登録で、無料配布物4種をお渡ししています
- 1. 働き方見える化ノート(最初に配布。柔らかい内省ワーク)
- 2. 譲れない条件ワークシート(簡易版)
3. 辞めたい度5段階チェックシート(PDF9ページ) - 4. 転職サイト4社の正直レビュー(メディカルステーション・インディード・求人ボックス・メディカルジョブス)
特に「転職サイト4社の正直レビュー」では、本記事で書ききれなかった、メディカルジョブスの詳細レビューや、各サイトの「ここに注意」を細かく書いています。
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A4の紙を書く前に、自分の優先順位とNG環境を5つのワークで言語化する書き込み式note。
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3人の子育てとパート看護師の毎日、転職迷い中の方への小さなヒントを発信しています。
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訪問診療メインの在宅医療クリニックで壊れかけた1年を経て、今は小児科クリニックでパート勤務+副業で立て直し中。
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